「***さんって無神経ですね」

そう言われて嬉しい人はどれだけいるでしょうか。かつての私は「人づきあいとはこうあるべきだ」とか「これをやらなければならない」と言われることに敏感で、冒頭の言葉を投げかけられた時に、笑い返すことなんてできなかったでしょう。

でも、最近は「本当にやりたいことをやりたいようにやっている人」のほうが信頼も信用もできることを悟ってからは、無神経と言われても、鈍感と言われても、自分の直感に従おうと決めています。

とはいいながらも、本当に自分の生き方が正しいんだろうかと不安になるのも事実。ふと、数年前にベストセラーになった「鈍感力」が文庫になっているのを発見して手にとってしまいました。

成功したいなら、長生きしたいなら、敏感より鈍感のほうがいい。

「敏感に察する能力が必要」と言われている世の中にうんざりしている人には、ぜひ手にとって欲しい一冊です。

あ。でも、敏感か鈍感かというのは、気質みたいなものだから、敏感な人は読まないほうがいいかも。「あー、なんで自分って鈍感じゃないんだろう」って、凹んじゃうので。ちなみに、私は凹みました(笑)