古今東西、かなり本を読んできましたが、現代社会で最も優れた、あるいは現代にフィットした探求の名著であることは間違いなと思います。

何故か?クリシュナムルテイは全くと言っていいほど、解答を提示していません。安易にこれが真理、あれが正義とこの複雑な社会で一義的に解答がでるのは、むしろ非現実的である。どうしても彼の扱いは神秘家や宗教家、あるいはスピリチュアルにカテゴライズされてしまいますが、彼はそれらを否定する上に、宗教・真理・グル・あるいは科学までも否定するゆえに、どこにもカテゴライズされない聖人です。

しかし、書物を販売する以上、どうしてもどこかのカテゴラリーに入れなくてはならないで、スピリチュアル系に属していることが多いですが、まったくスピリチュアルではありません。ぜひ一読を。



(kanekoさんの書評)