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「ニッポンの風景をつくりなおせ!」

以前に「世界を変えるデザイン」という本を紹介しました。そこにあったように「世界のデザイナーの95%は、世界の10%の裕福な人のために仕事をしている。」というのが、まず解決すべき問題として存在しています。

で、この本の梅原さんは、間違いなく、残り5%の方のデザイナーなのだと思うのです。

日本の地域の一次産業製品をデザインしなおし、活性化させていく。土佐の一本釣りカツオ漁船、さざえカレー、、森林率84%の高知から発信する84プロジェクトなどなど。みんなが一次産業をしっかり見て、デザインしなおせば「まだまだ地域は楽しくなるんだ!」ということを教えてくれます。

商品の写真もたくさん載っていて、読みやすいのだけど、とても奥深い内容です。国の政策を見るよりも、この本を読む方が、日本が変われる気がするほど。そんかあかるい未来をすこし見せてくれる、すてきな一冊です。

Selected by Copywriter

「キノコみたいな企業の作り方」

ベンチャー企業は、大企業と違って、お金もなければ、人もいないし、知名度もなければ、お客も少ない。ベンチャー企業が大企業に勝つためには、夜遅くまで働いて相手を圧倒するしか無いのでしょうか。そんなのは嫌だ!

アントレプレナーを自称する僕には、ひとつのテーマがあります。大企業を正面から打ち負かすことを目指さない、ということです。彼らが、やりたくないなぁ、そんなことやる価値ないよね、つまらなそう、と思うことを手がけていきたいと考えています。そこには枯れ草しかないと思える場所からニョキニョキとキノコのように成長していくのが夢です。

実際に、キノコのように、世界中に散らばるエンジニア同士のネットワークを構築して、素早く仕事をなしとげて、実際に世界に大きな影響を与えている少数精鋭企業がいます。そんな彼らがたどりついた「キノコの生き方」が書かれているのが「小さなチーム、大きな仕事」です。

「初めのうち詳細は気にしない」
「競合相手以下のことしかしない」
「文句は放っておく」
自分で何かをやろうと思う人にとっては、目からうろこの前向きなアイデアがいっぱい詰まっています。

2年経った今でも色褪せない、むしろ「リーンスタートアップ」が注目されている今こそ読みたい一冊です。

「夢の教科書!」

マンガというものは、決して馬鹿にしてはいけない本のジャンルだと思うのです。(なのでこのページでもたまにマンガを紹介します。)

この「宇宙兄弟」もそのひとつ。普通のサラリーマンが小さい頃の夢だった、宇宙飛行士を目指す物語。僕はこれは「夢の教科書」だと思ってます。夢を追うこと、夢を実現するために必要な、「コトバ」が、最高のエピソードの中で生まれています。

「迷った時はね、どっちが正しいかなんて考えちゃダメ。
どっちが楽しいかで決めなさい。」

「一位と最下位との差なんて大したことねーんだよ 
ゴールすることとしないことの差に比べりゃ 。」

「グーみたいな奴がいて 
チョキみたいな奴もいて 
パーみたいな奴もいる 
誰が一番強いか答えを知ってる奴はいるか? 」

「新しいモノ作ろうって話なんだ
最初は何だって”仮説”だろ。」

とにかく主人公のキャラクターが秀逸です。決してデキル人間じゃない。でもいつも人間味のある、人間らしい決断をする主人公に、誰もが巻き込まれていく。愛情と夢。いま世界に求められる「人間を描いた」マンガだと思う。

もし読んだことない人がいたら、ぜひ読んでみてください。
そしてもしお子さんがいたら、ぜひ読ませてあげてほしいマンガです!!

Selected by Copywriter

東京23区を買い占めて全部森に変えてやる。

僕が小学生の頃の夢です。そんな夢を持つに至ったのは、「木を植えた男」という有名な絵本を読んだからでした。

記憶が曖昧ですが、確かこんなあらすじでした。
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旅人が荒れ果てた砂漠を歩いていると、毎日じょうろと種を持って木を育てている、たった一人のおじいさんに出会う。

でも、そうやって種や苗を植えても、鳥に食べられ、水分がなくて枯れ、結局砂漠は砂漠のまま。それにもかかわらず、「世界に何かを残したい」と、不毛な試みをずっと続けているおじいさん。

おじいさんが死んでしばらくたったころ、旅人が再びそこを訪れると、そこには豊かな森が広がっているのを目の当たりにする。でも、誰もそのおじいさんのことを知らない。
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一度限りの人生、自分が生きた証を確かにこの世に残したい。誰にも評価されなくたって、自分らしい足跡を残したい。

この話はフィクションだろうけど、このおじいさんのことを僕は度々思い出します。大人になった今だからこそ読みたい絵本です。

Selected by Entrepreneur

舟を編む

2012年の本屋大賞を第一位を受賞した、三浦しをんさんの「舟を編む」。舟を造る話ではなく「ひとつの辞書」を、つくりあげるストーリーです!

「言葉の海は広く深い。」その海を泳ぐための道しるべとなる辞書を、一言一言、つくりあげていきます。ものすごく地道で、膨大で、気の遠くなる作業だけど、チームで力をあわせて完成させていく過程の、人間味あるチームの姿や情熱に、最後は胸がとても熱くなります。

普段何気なく使っている「ことば」のすばらしさ、奥深さを教えてくれる、楽しくてやさしいストーリー。読み終わると、辞書や言葉に対するイメージがガラリと変わっていることに気づきます。

三浦さんの本は、やわらかな文体で読みやすく、きれいな言葉の海に漂うような気分にしてくれるので、GWにのんびり読んで欲しい一冊です。

Selected by Copywriter

「どこへだ、十左衛門、どこの誰へ告発したらいいのだ」
―― 山本周五郎『樅の木は残った』

「伊達騒動」における極悪人とされていた原田甲斐の評価に、一石を投じた作品。一昨年、田村正和主演でドラマになりました。

幕府の陰謀に抗うため、味方をも欺き、孤独な戦いを続けた原田甲斐。そんな彼が陰謀に巻き込まれて死んだ友の墓前で、真相を求める二人の友人に唯一吐いた弱音。

ドラマにするにはこのシーンは不要かもしれませんが、読んだ中ではこのセリフが最も心に残っています。弱さや苦悩、諦めなど必死に生きた人間のあらゆるものが込められているように思うのです。

山本周五郎の作品は、人間の強さや弱さ、何をしたかではなく何をしようとしたかを照らすものが、多いですね。歴史小説を読まない人もたまには手に取ってみたらいかがでしょうか。

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歴史小説が好きな友人から投稿してもらいました!僕は、歴史小説はあまり読まないのですが、たまには、人間臭さを力強く描くこうした作品を読んでみるのもいいかもしれませんね。

お金をちゃんと考えることから
逃げまわっていたぼくらへ。

僕は比較的、お金が好きです。お金は「人に何かを与えたお返し」だと思っていたし、新しいことを始める「可能性」だと思っていました。でも小学校のとき先生に「キミはお金の亡者になっちゃうよ」って言われて少し傷ついた記憶があります。

学校でお金のことを教えてくれる人が、あまりに少ないと思うのです。(これほど僕らの人生に大きな影響を与えるものなのに!)微分積分はほとんどの人生で使わないし、メソポタミア文明のことは知らなくてもいい。でもお金のことを知らないと困る。かなり困る。だからお金で失敗する人が多いのだと思います。

この本は、そんな危機感を持ち始めた糸井さんと、ビジネスの神様の「邱永漢」さんの対談です。お金ってそんなに「汚いもの」じゃないよ。きちんと考えないから、汚いものになってしまうのだよ、と教えてくれます。

「お金はすべてじゃない!」それはもちろんその通り。でも僕たちはお金のことを考えない日はありません。だから一度、逃げずに、立ち止まって考えてみようよ!というメッセージがつまっています。

学校の教科書にはない、人生の教科書として、ぜひ読んで欲しい一冊です!

「あらゆる経営判断はある意味『実験』だ。だから実験を行う前提条件、実験方法、結果に至った原因の特定が求められる。それこそが経営ノウハウの蓄積になる。」

超格安のイタリアレストラン「サイゼリア」の経営者の言葉です。彼は東京理科大学出身で、よく「理系経営者」と言われます。でも、そんなレッテルを貼って、「理系っぽいなぁ」で終わらせるには、あまりに勿体ない名言です。

冒頭の言葉の裏には「正解は、自分の頭の中にはない。お客様に聞くまでわからないんだ!」という、とても謙虚な考え方が秘められているように思えます。

最近、流行りの「さっさと作って、顧客のもとで検証しなさい」というリーンスタートアップにも通じる考え方が、『実験』という、たった一語に込められています。

そんな考え方は、彼の著作のタイトルにも現れています。外食業界にいない人にこそ読んでもらいたい、ベンチャー精神とは何かが伝わってくる名著です。

村上春樹の読みかた①
「海辺のカフカ」

『僕らはみんな、いろんな大事なものをうしないつづける」、ベルが鳴りやんだあとで彼は言う。「大事な機会や可能性や、取りかえしのつかない感情。それが生きることのひとつの意味だ。…』

「海辺のカフカ」の大島さんのセリフです。すごいカッコいいセリフだし、村上春樹の一番のメッセージでもあります。

小さい頃に夏がくるだけで、ワクワクした感じとか。高校生くらいの人を好きになってドキドキした感じとか。部活に打ちこんで、バカみたいに仲間と遊んだ日の思い出とか。
大人になるにつれて、どんどん失っていきます。はじめはそれがすごく悲しいことに思えました。

「失いつづけることが、生きることの意味だ。」

このコトバでなんだか救われた気がした。はじめてそのことに気づいたわけです。つまり過去は失われるだけでなく、自分を形成する一部なのだということに!

さらにカフカの中のセリフ…
『僕らの人生にはもう戻れないというポイントがある。それからケースとしてはずっと少ないけど、もうこれから先には進めないというポイントがある。そういうポイントが来たら良いことであれ悪いことであれ、僕らはただ黙ってそれを受け入れるしかない。僕らはそんなふうに生きているんだ』

よく言われる村上春樹は「喪失感を描く」と言われているけど、ほんとうにその通りだと思う。そのメッセージが最も分かりやすく的確に表現されたのが「海辺のカフカ」です。
そのちょっとネガティブな感覚に、好き嫌いは別れると思うけど「過去を想い大切にして、燃料にして未来にすすむ」っていう実はポジティブなことでもあるのだと思うのです。

夏がきたら、もういちど読み返してみてみたい本!

Q:世界は変えるためにはどうすればいいんだろう?
A:自分が好きなことを好きなようにやること。

僕にそう思わせてくれた本が、リナックスの生みの親リーナス・トーバルズの自伝「JUST FOR FUN」。リナックスとは、今のインターネットサービスが存在するのは彼のおかげといってもいいくらい世界中のサーバーで使われているOSのことです。

もう10年以上も前に発行された本です。僕がこの本をはじめて手にしたとき、夢中になって夜を忘れて読み続けました。その後も何度も読み返しています。どこにも感動的なエピソードなんて無いけれど、なぜか読むたびに涙が出てくるのです。

彼は小学生の時からずっとオタクでした。例に漏れず、フィンランドでもオタクはもてないし、人付き合いも苦手だったようです。そんな彼が大学生の時に開発したのがリナックス。今では世界を支えるOSが生まれた瞬間についての記述を引用します。

「そこでぼくは、自分だけのターミナル・エミュレーションを作るというプロジェクトを開始した。」

たったこれだけ。そこには「世界を席巻してやるぞ!」という意気込みもなければ「ビジネスプランを描いて収支予測を立てる」といった計画もありません。たったこれだけの個人的な「趣味」が世界中に広まっていった様子は、ワクワクドキドキさせてくれます。

もう新刊は売ってないみたいだけど、世界を変えたい!と思っている人にこそ読んでもらいたい不朽の名著です。

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